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Projects
Japanese Project for Telepsychiatry Evaluation during COVID-19: Treatment Comparison Trial
研究について
COVID-19のパンデミックは、世界中の人々の身体的健康や精神的健康にも多大な影響を及ぼしています。特に、うつ病、不安症、強迫症の発症・症状の増悪が報告されており、一刻も早い対応が必要が求められています。オンライン診療が患者や医療者の感染リスクを低減する方策として注目される中、対面診療と劣ることなく施行可能かを検証する研究には重要な意義があります。しかし、精神科臨床現場で複数の精神疾患を対象にした大規模なオンライン診療の試験は世界的にも殆ど存在していません。
そこで、本研究では pragmatic trial として実地臨床医が参加する今までで最大規模の試験として実施します。抑うつ障害群、不安症群、強迫症および関連症群の患者を対象に、オンライン診療を併用する治療が、通常の対面で行う診療に比べて、6か月の診療で劣らないことを検証します。
Funding
この研究は、日本医療研究開発機構 (AMED)、令和2年度「障害者対策総合研究開発事業:COVID-19等による社会変動下における遠隔精神科医療システムの妥当性検証」において、研究開発課題名「対面診療に比したオンライン診療の非劣勢試験:COVID-19によって最も影響を受け得る精神疾患に対するマスタープロトコル試験による検証」(研究開発代表者:慶應義塾大学医学部 岸本 泰士郎)として採択されました。
Collaboration
本研究は、17の医療施設が参加するpragmaticな多施設共同研究として実施します。慶應義塾大学を代表機関として、横浜市立大学 (神奈川)、東北大学 (宮城)、京都府立医科大学 (京都)、大阪医科大学 (大阪)、市ケ谷ひもろぎクリニック (東京)、足利赤十字病院 (栃木)、佐藤病院 (山形)、あさかホスピタル (福島)、ねや川サナトリウム (大阪)、髙宮病院 (宮崎)、汐入メンタルクリニック (神奈川)、あまがいメンタルクリニック (神奈川)、金沢文庫エールクリニック (神奈川)、沼津中央病院 (静岡)、国際医療福祉大学成田病院 (千葉)、木村病院 (千葉) と、全国各地の医療機関の協力のもとで検証を行います。
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