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Projects

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Neurodevelopmental disorder Evaluations for Symptom severity using Telemedicine

研究について

 神経発達症の代表的なものに注意欠如・多動症(ADHD) や自閉スペクトラム症(ASD)があります。しかし、児童精神科領域の専門医の数は圧倒的に不足しており、専門家への相談・診断までの待機期間が長いことや、外出や通院が困難なお子さんがいること、専門施設の偏在も問題になっています。欧米ではすでに遠隔で行う評価が推進されていますが、国内においては前例が極めて少ないのが現状です。
 そこで、本研究では、慶應義塾大学病院および共同研究機関(島田療育センター、愛育クリニック、都立小児総合医療センター、鶴ケ丘ガーデンホスピタル)に通う6歳以上17歳未満のお子さんを対象に、スマートフォンの遠隔診療ツールを用いたASD・ADHDの重症度の評価が対面で実施した場合と同等であるのかを検討し、またこのツールがADHDやASDの心配をされているお子さんや養育者に受け入れられるのかを検証します。

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Funding

この研究は、国立研究開発法人 科学技術振興機構(JST)の「産学共創プラットフォーム共同研究推進プログラム ( Program on Open Innovation Platform with Enterprises, Research Institute and Academia : OPERA) 」にて慶應義塾が幹事機関を務める研究領域「人々を軸にあらゆる情報をオープンに活用する基盤「 PeOPLe 」によるライフイノベーションの創出」( 領域代表者:慶應義塾大学医学部医療政策・管理学教室 教授 宮田裕章、主管:殿町先端研究教育連携スクエア) の枠組みの中で、JST および株式会社 MICIN の支援のもと実施されます。

※MICIN社資料を引用

Technology

本研究において、MICIN は研究で行われる遠隔の重症度評価にオンライン診療システム「curon(クロン)」を提供します。オンライン診療システムは診断や治療を行う「医療機器」ではありませんが、通信の品質は評価精度を左右し、また医療情報を扱うため情報漏洩防止という観点からも重要です。クロンは、オンライン診療の適切な実施に不可欠な機密性やネットワーク上の安全対策、不正アクセス対策を実装しており、既に医療現場で用いられている 3 省 2 ガイドラインに準拠したサービスです。

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